スタッフブログ

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■ 2018年5月 8日(火)

伝統技法による金仏壇の修復 3尺3寸(大阪府Y様)その7

[ 15.仏壇修復 ]

お仏壇には色々な仕様があります。

木地の種類、漆の色や技法、金箔を押す箇所、蒔絵の技法などなど、

今回は金箔を押す箇所。

下の写真のような京仏壇の場合、障子(内側の扉)は框が黒、内側の面は金箔です。

DSCF5339のコピー.jpg

今回修復しているお仏壇は大阪仏壇ですので障子は框も金箔押しです。

箔押し1のコピー.jpg

框に金箔押し用の漆を塗り少しおきます。

頃合いを見て漆を均一にのばします。

箔押し3のコピー.jpg

箔箸で金箔をとり、框を押します(貼ります)。

箔押し4のコピー.jpg

押し終えたら、真綿で軽く押さえます。

接着剤が漆なのでここで一旦室(むろ)に入れ漆を硬化させます。

再度取り出し真綿で整え仕上げます。

簡単に書きましたがその日の天候で漆の乾き具合が変わりますので、その都度接着剤となる漆の調合を変えたり加減を取りながらの作業となります。

安価な方法の場合は接着剤が漆ではなく、「ブラック」と呼ばれています科学塗料の接着剤になりますので、接着剤をガンで吹き付けるだけで「均一にのばす」「室に入れる」などの工程がありません。

ブラックは工期が短く、費用も安く抑えられますが、金箔の強度は漆とブラックでは全く違います。

金箔の仕上がりは比較出来ますが、今のところ強度を比較出来ないのが残念です。

  • 8:36 | 投稿者: 三浦社長

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