スタッフブログ

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2017年10月の記事

■ 2017年10月21日(土)

伝統技法による金仏壇の修復 1尺8寸(京都市B様)その5

お仏壇を修復する中で「蒔絵」の修復も一つの課題です。

蒔絵の修復方法の考え方は仏壇店さんによってもまちまちだと思います。

「繕い」と言われるような部分的に描き直す方法や、透明な塗料を蒔絵の上に吹き付けて艶を上げる方法。

お仏壇を作られた当初と全く同じ図案を描き直す方法や、あるいはお好みの図案を新たに描く事も出来ます。

今回は新たに描き直し、製作当初の図案に手を加え、技法も変える事にしました。

DSCN0010 のコピー.jpg

もともとは「平蒔絵」と言われている技法です。

消し粉は一色で仕上げてあります。

DSCN0007 のコピー.jpg

今回はグレードを上げまして同じ「平蒔絵」ですが、金粉も数種類を使い分け、青貝や梨地などの技法も取り入れ描きました。

また、漆で磨き上げましたので素手で触る程度であれば全く支障ありません。

好みは皆違いますので、お客様によっては消し粉一色が良い方もあるかもしれません。

お客様の好みと職人さんの拘りを聞きながら、一番最良の方法をご提案しています。

  • 12:44 | 投稿者: 三浦社長

■ 2017年10月20日(金)

並河靖之七宝展

伊丹市立美術館で開催されています「明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性 並河靖之七宝」展に行って来ました。

伊丹美術館.jpg

現在はまっています並河七宝の作品です。

清水三年坂美術館で見る事も出来るのですが、今回は外国の博物館などからも作品が出展されています。

七宝を始めた初期の作品から展覧会で賞をとれるようになった最盛期の作品が出展されていました。

そしてもう一つの見所が、七宝を制作する為の図案を描いた下図。

図案や配色の指示が緻密に描かれています。

同時開催で「現代七宝」の作家さんの作品が展示されています。

明治と平成の作品が同時に見られるのも今回の展覧会の見所です。

伊丹市立美術館の同じ敷地には旧家と酒蔵の建物が保存されています。

伊丹市町並み.jpg

こちらも私にとってはじっくり楽しめましたので、とても満足した1日でした。

京都に「並河靖之七宝記念館」がありますが一度も行った事がありません。

残念ながら月曜日と木曜日が休館日の為、私の休みと合いません。

奥さんに黙って職方廻りの合間に寄っても良いのですが、知られた時の怖さが想像出来るので今は我慢しています。

  • 8:45 | 投稿者: 三浦社長

■ 2017年10月15日(日)

伝統技法による金仏壇の修復 3尺3寸(大阪府Y様)その5

木地師さんから木地直しが仕上がってきました。

DSCF7955.jpg

仮組した写真を取り忘れていたので、仮組後塗師さんの所へ持って行く前の写真です。

写真では解らないと思いますが、思っていたよりも雨戸の反りが多かった為、雨戸は新調する事にしました。

利益を出す事を優先するなら、このままでも何とかなるかもしれませんが、なるべく反り、割れ、虫喰いの木地は新調する事にしています。

色々な意味で長い目で見たときに土台がしっかりしていないと、良い仕事は出来ないと思います。

  • 12:34 | 投稿者: 三浦社長

■ 2017年10月14日(土)

金仏壇の納品 その88

先日、京都市内のお客様宅へ、春日型の厨子を納品してきました。

IMG_2841.jpg
高さピッタリ

こちらの商品、伝統工芸士作の伝統工芸品、
春日型の厨子と礼盤の組み合わせになります。
地袋の上、違い棚の下のスペースに収めました。
礼盤含めて総高さは50㎝、前幅46.5㎝、奥行33㎝になります。

IMG_2843.jpg
輝きが違います

塗りは本漆 下地総半田地、
蝋色は研ぎ出し磨き仕上げ
金箔は縁付き一号箔
金具は銅製、総手打ち、消しメッキ仕上げ
透きとおるような溜色の蝋色仕上げと、
金箔の落ち着いた輝きがとても美しいです。


IMG_2844.jpg
伝産シールは礼盤側面後ろに

写真では開けていませんが、側面の扉も開く「三方開き」仕様になっています。


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シンプルな具足とお鈴

真鍮製のオシャレな三具足を礼盤上に。
竹製の台に乗った可愛らしいお鈴は京都製。
小さいながらも良い音が出て人気です。

こちらの春日厨子は一点物ですが、ご注文を戴ければ制作は可能です。
是非、お問い合わせ下さい。

  • 10:07 | 投稿者: 田畑

■ 2017年10月13日(金)

国宝展と京の名工展

京都国立博物館では「国宝」展。

京都文化博物館では「京の名工」展が行われています。

先ずは「京の名工」展へ。

名工展2017.jpg

ここ数年毎年拝見しています。

私にとっては仏具以外の伝統工芸の職人さんの仕事を見る事が出来る良い機会の展覧会です。

そして「国宝」展。

国宝展.jpg

展示全てが国宝ということもあり大人気です。

テレビや書籍などで一度は見た事のある超有名な物ばかりです。

当然館内は大混雑。

仏像や掛軸などは少し離れた所からでも見えるのですが、巻物や箱物などの小さな物は最前列の方しか見る事が出来ません。

何とか工夫していただき、より多くの方が実物を直接見る事が出来れば嬉しいと思います。

ちなみに朝は混雑しているそうで、夕方が少し空いてるそうです。

  • 7:32 | 投稿者: 三浦社長

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