スタッフブログ

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2014年7月の記事

■ 2014年7月20日(日)

太陽とひまわり

「太陽とひまわり」という本が先日手元に届きました。

送ってくれたのは伊藤嘉祐(いとうよしひろ)さん、私の知人でこの本の著者です。

伊藤さんと私の関係は次の通りです。

伊藤さんは幼稚園の1学年先輩。(ちなみに伊藤さんの弟が幼稚園の同級生)

私と同じ仏具屋さん。

職人仲間で数少ない私が尊敬する人。

接点はこれだけです。

伊藤さんの存在をあらためて知ったのは25年前この業界に入って何年も経ってから。

お店を持たず、身体一つで全国のお寺を専門に仕事に出掛けるスタイルは、私の仕事のスタイルとは全く違う次元でした。

そんな伊藤さんとじっくり話をしたのは組合の商工青年会合同の忘年会でした。

宴会の2時間、最初から最後まで膝をつき合わせ仕事について二人で話し込みました。

酒豪の伊藤さんと下戸の私。

あっと言う間の2時間で、とても有意義な2時間でした。

次に話をしたのが職人廻りの車の中。

組合の仕事でした。

車の中で伊藤さんに「三浦君の目標はなんや?」と聞かれ、「京都で三本の指に入ることやなぁ」と大きな事を言ったのを覚えています。

「三本の指」と言いましたが「売上げのトップ3」ではありません。

「嘘をつかず、怠けず、最高の仕事が出来る京都の仏具職人」のつもりです。

その後伊藤さんとはお店の前で顔を合わす度に大きな声で「ええ仕事しよな、三浦君」と言っては豪快に自転車で走り去っていくぐらいの付き合いでした。

昨年の夏頃、職人さんから聞かされた伊藤さんの病気。

「あと1年ぐらいらしいわ」の言葉に正直身体が震えました。

ちょうど2ヶ月前私の携帯に伊藤さんから電話が入りました。

病気のことを知ってから一度も顔を合わすことが無かったので突然の電話に何をどう話して良いのか解りませんでした。

か細い声で「三浦君どや、元気か」と聞かれ、「そっちこそどやな」、「もうあかんわ」、「三浦君俺の跡頼めへんか」。

久しぶりに泣きました。

交わした言葉はこれぐらいだったと思います。

その5日後組合から伊藤さんの訃報のFAXが届きました。

後日奥さんから仕事仲間で最後に話をしたのが私だった事を聞かされました。

私とは違う仕事のスタイルでしたが、目指す物は同じだった思います。

豪傑で、沢山の仲間に囲まれ、嘘を付かない、最高の仕事をしようとする姿勢、私が尊敬する数少ない職人仲間。

お寺の仏具はもう一人の職人仲間に、お仏壇は私に託したそうで、伊藤さんが何故私を選んだのかの経緯は解りませんが、そんな伊藤さんから「跡を頼むわ」と言われたことに正直誇りに思っています。

3日前会葬御礼の手紙といっしょに、この本が届きました。

伊藤さんが記した家族と病気と47年の人生の事。

私が伊藤さんと接したのは延べにしても数十時間だと思います。

この本を読んで知らなかった伊藤さんの素顔を見ることが出来ました。

明誠院釋嘉祐 私が尊敬する職人仲間。

  • 7:27 | 投稿者: 三浦社長

■ 2014年7月16日(水)

上げ仏壇!?

先日、愛知の方に、お仏壇ご成約いただきました。
ありがとうございます。

お客さまとの会話の中で、
「中部地方では、低地にあるお宅の仏壇が、洪水の時上に上がる」
と言うのを聞きました。

初耳だったので、ネットで検索してみると、
輪中(わじゅう)と呼ばれる、木曽三川 河口地域では、
頻繁に起こる洪水に備えて、仏壇が濡れないよう、
天井裏に跳ね上がる構造の「上げ仏壇」なる物があるそうです。

現在はほとんど残ってないのでしょうか?
資料館的なところで見たと、お客様はおっしゃっていました。
それだけお仏壇は大事な物、と言うことで、
とても良い品物を購入していただきました。
ありがとうございました。

  • 11:15 | 投稿者: 田畑

■ 2014年7月 9日(水)

唐木仏壇の納品 その101

先日、京都府内のお客様宅へ、
唐木仏壇を納品してきました。

IMG_0608.jpg
国産、黒檀二方練り、15号サイズのお仏壇です。
納品待ちも含めて、こちらのシリーズ・姉妹品は、
今年6本目になる、大変人気のお仏壇です。

マンションのお部屋一角に設置しました。
右側の壁、出張った分と、お仏壇の扉を開けた時の奥行がピッタリ。
お客さま「この場所ですごく馴染んでる」との事。
何もなかった空間に、50㎝角・高さ135㎝の物がいきなり置かれる。
それでも、圧迫感が無いのは、良い場所って事でしょう。
と答えておきました。

IMG_0609.JPG
ご宗派は、浄土真宗本願寺派。
灯篭など、落ち着いた色味の仏具で合わせました。
ご遠方の所、ありがとうございました。

  • 13:25 | 投稿者: 田畑

■ 2014年7月 5日(土)

お鈴ちゃんの風鈴 その音色

新聞掲載から20日程経っても、
まだまだ、問い合わせと、購入される方の来店が続く毎日です。

今日は、少し風が強くて、風鈴が良く鳴っているので、
動画をとってみました。


8秒辺りから、音色が聞けます。

7/20現在、在庫0となりました。
皆様、お買い上げありがとうございました。
現在、追加増産が可能か、
プロジェクトチームの方達が動いておりますので、
続報をお待ち下さい。

  • 9:03 | 投稿者: 田畑

■ 2014年7月 4日(金)

伝統技法による金仏壇の修復 1尺6寸(東京都K様)その1

先月東京のお客様宅から当工房に来られた金仏壇です。

5年前に同じ東京都内のお客様からお預かりしたお仏壇と非常に似ている所がたくさんありました。

お仏壇の大きさやデザイン、別台の有無、ご注文までの経緯に引き取りのタイミングなどなど、こんなこともあるんだな〜と不思議なご縁を感じました。

前置きはさておき、早速細部の痛み具合を確認しながらの解体作業に掛かりました。

障子の重みに耐えかねて、既に障子の丁番はちぎれています。

DSCF5255.jpg

いつものことですが、組立がスムーズに出来るように分解手順を覚えておく必要があります。

DSCF5256.jpg

仏壇の修復の場合、写真のように職人さんによって屋根から立て掛けまでいっしょに組立している時もしばしばあります。

この方法の利点は屋根から立て掛けまでをお仏壇本体の外で作業出来、一気に組立出来る所でしょう。(リスクも結構ありますが)


DSCF5259.jpg

DSCF5264.jpg

DSCF5266.jpg

名古屋壇分解.jpg

私の場合、分解後に錺金具を一気に取り外し、金具の有無や破損状況をチェックした後、職人さんに指示します。

現在今月中旬に納品する修復のお仏壇2本の組立作業中。

数日組み立てたり分解したりの繰り返しが続きそうです。

  • 8:21 | 投稿者: 三浦社長

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