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09. 彫刻あれこれ

■ 2013年11月 6日(水)

ロストテクノロジー

[ 09. 彫刻あれこれ ]

先日お預かりした、お洗濯のお仏壇。
箔押し・彩色をし易くする為、
欄間等の彫刻、付け彫り部分を取り外す作業をしました。

IMG_0231.jpg

雲鶴欄間、全体のデザインが見事です。

IMG_0229.jpg
右端の鶴。
首のひねり、右翼のうねり・羽を薄く見せる彫り、見事過ぎます。

IMG_02282.jpg
中央の鶴アップ。
繊細な彩色もさることながら、
表情のある顔、羽の切り方、細かい毛彫り、
10㎝程度の彫刻でここまで彫れるのか!?と、
正直ビックリしました。

今、これだけの彫刻を出来る人が、日本で何人居るのでしょうか?
もしかしたら、既に失われた技術になってしまっているかも?
(レプリカを作るのではなく、同じレベルの物をオリジナルで作る意味として)
ここ10年、デジタル技術はかなり発達しましたが、
アナログ技術は一気に退化したのかも知れません。
ま、この記録もデジタルなので、偉そうな事言えませんが。
  • 8:32 | 投稿者: 田畑

■ 2013年9月29日(日)

仏光寺派の光背

[ 09. 彫刻あれこれ ]

久々のブログになります。
おかげさまで、彼岸の入り〜明けにかけて、
お仏壇の準備・納品・移動等がギッシリ詰まっていて、
ようやく落ち着いてPCの前に座っているところです。

そして、その間に、ちょっとした彫刻の仕事がありました。
真宗仏光寺派のお寺様向け、阿弥陀様の光背彫刻です。
光背1.jpg
元々、舟型光背だったのを、写真のような形に。
台座に組み込むと、阿弥陀様の後ろに隠れてほとんど見えなくなりますが、
手抜き無しで彫らせていただきました。

8年前、園部の伝統工芸専門学校で、
教えていただいた先生に、
「君は、雲彫るのイマイチやな」
と言われましたが、少しはマシになったでしょうか?
  • 17:18 | 投稿者: 田畑

■ 2013年7月 2日(火)

龍の髭

[ 09. 彫刻あれこれ ]

先日、社長が手掛けている、本堂新築お寺様へ、
作業に行ってきました。
1ヶ月前の宮殿・厨子の屋根上げから比べて、
ほぼ最終段階の本堂内陣。
灯篭・輪灯のLED電気取り付けをしました。

そして、私個人の最終作業・・・と言うか、付け忘れていた、
六鳥前卓の、龍の髭を取り付けました。

IMG_2239.jpg
彩色で埋まりかけていた、下穴を探して、
錐で穴開け→2液性ボンドでガッチリ固定して、
さらに龍の顔らしくなりました。

IMG_2240.jpg
全ての六鳥彫りを任せてもらえるとは思わず、
彫刻にかなりの時間がかかってしまいましたが、
彩色をした姿で、最終の納品先まで見届けられたのは、
彫刻をする者としては、かなりの幸せ者ではないかと思います。

ちなみにお気に入りは、
IMG_2242.jpg
左側面の竹の彫刻です。
8年前、園部の伝統工芸大学校(当時は専門学校)1年の時、
「夏休み、やりたいもんだけやっとき」
と、講師の先生に出された練習彫刻が、
この竹の彫刻でした。
当時は、訳も解らず彫っていましたが、
学校で学んだ事が、仕事で活かされている。
これも幸せな事ですね。
ありがとうございました。
  • 15:51 | 投稿者: 田畑

■ 2013年5月29日(水)

半年振りに

[ 09. 彫刻あれこれ ]

奈良のお寺様から引き取ってきたお厨子の木鼻。
反対側が無いと言う事で新規製作です。

木鼻.jpg

実に半年振りに、彫刻刀を握って彫りをしました。
なかなか、真似て作るのは難しいですね。
オリジナルの6面を写真で撮り、
PCで反転させてプリントアウトし、木地に貼り付けて製作。
プロの彫刻師さんが見ると怒りそうなやり方で、
申し訳ありません。
  • 8:17 | 投稿者: 田畑

■ 2012年12月21日(金)

懸魚

[ 09. 彫刻あれこれ ]

先日、丸三仏壇店でお世話になっている建築屋さんからのご注文で、
懸魚を彫って欲しいとの事。
これは難しいぞ!と思ったら、彫刻は六葉部分だけでした。
以下、写真で流れを説明。

絵を書いた後、

IMG_1982.jpg
いつもお世話になっている、仏具職人さんにミシンで挽いてもらい、

IMG_1985.jpg
雄しべ部分を残して周りを落とし、

IMG_1986.jpg
雄しべを彫ってから、葉部分を仕上げて完成。

IMG_1990.jpg
懸魚本体(これもミシンを挽いてもらいました)・六葉・先の丸棒・固定用角棒・栓の棒。

IMG_1991.jpg
組み立て完成。

IMG_1992.jpg
先の丸棒、六葉の端は微妙にテーパーが付いています。

IMG_1993.jpg
屋外で風雨にさらされても大丈夫なように、
角棒でぞれぞれを貫通させて、
ボンド止めと木の栓を併用して固定。
なかなか楽しい作業でした。
  • 15:24 | 投稿者: 田畑

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