
宗 派:
平安初期入唐した空海が恵果から密教を受けて帰国、開宗した。金剛峰寺・東寺を根本道場とし、修法と門弟の教育などを行なった。主に大日経・金剛頂経に基づき大日如来の悟りの世界を直接明らかにしようとするもので、即身成仏を説く。加持祈祷(きとう)を行なって平安時代の貴族の間に浸透。一三世紀末に古義と新義に分裂した。(大辞林第二版から)

浄土宗系教団:
平安末期、法然が浄土三部教や浄土論に基づいて創始した浄土教の一派。阿弥陀仏の本願に頼り、もっぱら念仏を唱えて極楽に往生することを教義とする。(大辞林第二版から)


浄土真宗系教団:
鎌倉初期、法然の弟子の親鸞が創始した浄土教の一派。阿弥陀仏の力で救われる絶対他力を主張し、信心だけで往生できるとする。(大辞林第二版から)

臨済宗系教団:
禅宗の一派。開祖は唐の臨済義玄。のち楊岐・黄竜二派に分かれた。鋭く厳しい宗風をもち、公案の工夫による修行を重視。日本では鎌倉初期に入宋した明庵栄西(みようあんえいさい)が黄竜派の禅を伝えたのに始まる。その後の伝来は楊岐派の系統が圧倒的。鎌倉・室町時代に大いに興隆し、室町幕府は五山の制をつくって保護した。(大辞林第二版から)

大本山:
1227年道元によって日本にもたらされ、永平寺四世の瑩山紹瑾(けいざんじようきん)のときに地方の武士・農民に教勢を伸ばした。臨済と並ぶ禅宗の二大宗派。福井県の永平寺と横浜市鶴見区の総持寺が本山。只管打坐(しかんたざ)をもっぱら重視。〔「曹洞」の名は洞山と曹山によるとする説と禅宗六祖曹渓慧能と洞山によるとする説がある〕 (大辞林第二版から)

日蓮宗系教団:
日蓮が開いた仏教の一宗派。「法華経」を唯一の所依とし、久遠仏への帰依と「南無妙法蓮華経」の唱題による成仏を説き、現世における仏国土建設をめざす。日蓮の死後廟所(びようしよ)とされた甲斐身延山久遠寺が布教の本拠となったが、のち日蓮宗・日蓮正宗・法華宗(本門流・陣門流・真門流)・顕本法華宗・日蓮宗不受不施派・本門仏立宗などの分派が生まれた。法華宗。(大辞林第二版から)