こだわりと特徴

金箔について

金箔 〜永遠の輝き〜

金の歴史

金の歴史は古く、紀元前2600年代のエジプト王朝の時代の墓から金の装飾品が発見されているそうで、日本では甲山古墳から最古の金糸が発見されています。
1tの金鉱石から採れる純金はわずか30~50g、今までに掘りおこした全世界の金の量は14万tという説もあります。

金の特性

金は1000度の熱にも耐え、腐食もしません。
また、金属の中で最も薄く延び、1gで3000mまで延びます。

金箔の製造

現在金箔の99%が金沢で作られています。

金箔は、金箔を打ち延ばす為に使う箔打ち紙により大きく二つの製法に分かれます。

縁付の例
■ 縁付(えんづけ)
雁皮紙(がんびし)を藁灰汁(わらあく)や柿渋につけ込んで仕上げられた箔打ち紙を使用します。すでに一定の大きさに整えられた金箔と三椏紙(みつまたし)を交互に移します。
箔打ち紙の製造から最終の箔移しまで、そのほとんどが職人の手作業で製作されます。
断切の例
■ 断切(たちきり)
グラシン紙にカーボンを塗った特殊紙を使用します。その後合紙と交互に重ね一定の大きさに切断します。「断切」が生産の主流になっているそうです。

金箔は金の合金率により色合いが変わります。
純金を99.99%として

  五毛色 一号色 二号色 三号色 四号色
純金 98.912% 97.666% 96.721% 95.795% 94.438%
純銀 0.495% 1.357% 2.602% 3.535% 4.901%
純銅 0.593% 0.977% 0.677% 0.670% 0.661%

 金に銀や銅を加え1300度の高温で溶かし金合金にする「金合わせ」、100分の3ミリの厚さまで延ばす工程を「延金」と言います。次に箔打ち紙を使い「小兵」「荒金」「小重」「大重」の工程で1000分の3ミリにまで延ばします。最後に艶を消す「上澄」の工程までが「澄打ち」と言い「澄屋」と呼ばれる職人さんの仕事です。
「澄屋」で仕上がった金は「箔屋」の職人さんの元に移ります。10000分の1ミリにまで薄く延ばす工程が「打ち前」。仕上がった金箔を所定の大きさの三椏和紙に移す「箔移し」で仕上がりです。しかし、「箔屋」さんの仕事の大半を占める大切な工程が「紙仕込み」です。雁皮紙を藁灰汁や柿渋につけ込み、紙を乾かし、機械で空打ちをする工程を繰り返し箔打ち紙として使える強靱な紙を作ります。

金箔を押す為の道具

竹箸

厚さ1万分の1ミリの金箔は静電気や微風で簡単に飛んでしまいます。その為静電気が発生しにくい竹箸を使用します。

篦
竹箸
竹箸

接着剤

金箔を仏具に押す(貼る)為には接着剤が必要です。最高の接着を求めるなら「漆」ですが、現在は安価で簡単な接着剤が主流です。

漆刷毛
漆刷毛
箔押し漆
箔押し漆

真綿

仏壇に押した金箔をきれいに整える為に「真綿」を使います。

篦
真綿

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