こだわりと特徴

職人紹介

仏壇仏具職人  〜丸三仏壇店を支える職人達〜

丸三仏壇店のお仏壇は98%以上が国産です。

〈木地師D〉

京都の職人はそのほとんどが、少人数の工房です。1人親方、ご夫婦、親子、親方と弟子。その為大量生産には向きませんが、逆にオリジナル品の製作は融通を利かせてくれます。

木地師Dさんは1人親方で主にお寺の本堂で使う「卓(しょく)」と呼ばれる机類の白木地を製作しています。元々努めていた工房を独立したのが40年前。「美しく、早く、確実に、」が親方の信条だそうです。

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京都で作る仏具が高級品である理由の一つが「ほぞ組」と呼ばれる木組です。この「ほぞ組」で仏具を製作することにより、その仏具の修理や数十年先の塗り直しが容易に出来ます。

現在作られている安価な仏具はそのほとんどが「タッカー止め」「ボンド止め」など見た目はきれいでも、数十年先の事まではあまり考えられていません。

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木地師Dさんは現在75才(取材時)。この一年で引退を考えているようです。跡継ぎや弟子の無い親方の場合、当然その技術や知識はそこで途絶えます。私は親方から引退の言葉を聞かされた時、その場でその技術を教えて欲しいとお願いしました。

親方と当店の付き合いも40年になります。親方が独立して一番最初に作った「卓」を買ったのが初代の浅治郎さんでした。親方が京都の大手仏具店さんの仕事を専属でするようになっても、私の仕事だけは受けてくれました。

そんな経緯から私が仕事を教えて欲しいと願い出た時も、何も言わずに受けてくれました。1年足らずで覚えられる訳が無いことは解っていますが、親方の技術や知識を少しでも伝承出来れば、私たち伝統工芸に携わる者にとって最高の宝物になることは間違い有りません。

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